Making-3

メイキング3


『キンモクセイとしっぽ』ができるまで 

 いい加減、ひとつくらい変な曲を作ってみたいな、という汐日の勝手な決意のもと、ほぼ独走状態で作られた動画です。
 小学校のときから今までずっと、胸の内で燻ぶっていたもやもやを吐きだしてみたら、こんなものが出来上がってしまいました。
 動画・作曲にそれぞれ17日間という長い期間を費やし、初めて二台のエレクトーンを使ってオケを作った曲です。
 感想:すごくすごくつかれました。


◆10/21 物語・キャスティング(1)の決定
 きっかけはTwitterによる診断メーカー。

汐日⇒暗黒の人形。動きが素早く、強い魔力を持つ。一筋縄では倒せないので、困った時はその筋の専門家を呼んで解決する。持久力は低いので、連戦には不向き。 http://shindanmaker.com/107206 #RPG的あなた診断 シュッ……シュッ……(←素早いこけし人形のイメージ)

 これをツイートしたところ、フォロワーのちきんぐさんから「次回の曲のイメージですねわかります」とのコメントを頂き(笑)、おかっぱ頭のUTAU音源さんを捜すことに←

 で、発見したのが根音ネネさん。そんな彼女のお声が気になってニークラシックを見てみたら、声の可愛らしさと容姿のグロテスクさというGAPに見事に惚れこんでしまいました。
 作曲を始めてから五作品目だし、処女作を出した年も終わりを迎えることだし、前々から作りたかったぽこぽこサウンド曲にガチモードで挑戦しようと決意してみる。
 それじゃあ設定とか物語はどうしよう→(この間0.5秒)→そういや大学の課題でぽこぽこサウンドっぽいイメージの小説書いたな。あれでいいや。



◆10/24  ABメロの作成



 とりあえずABメロを作ってみた。
 しかし、予想していた以上にぴったりな歌詞が見つからない。
 そして結局最後の最後まで、Bメロにぴったりな歌詞は見つからなかったのである。
 まぁそんなこともあるね。



◆10/27 キャスティング(2)
 雪歌ユフさんの囁きホイップに出逢い、感動のあまりとまとさんに使用をお願いしてしまう。
 ここで、処女作『追憶のカムパニルヤ』は実はユフさんではなくネネさんになっていたかもしれない、との裏情報を頂き、しばし絶句したりもする。



◆10/29 キャスティング(3)
 ネネさんの声を補強するための男声音源について、とまとさんとスカイプで相談。
 白鴉たんのだいすきな京音ロンくんを使おうか、というとまとさんの声を聞いた汐日は、PV制作担当者としての切実な一言を漏らしてしまう。

汐日「あのですな、実に個人的な都合の問題なのだが……」
とまと「ほい」
汐日「『揺蘭歌』の男声ボーカル、はくぽくんだったじゃん?」
とまと「うん」
汐日「『ワンダーランドでつかまえて』の担当は、ルークだったじゃん?」
とまと「うん……」
汐日「……」
とまと「……」
汐日「……もうこれ以上、黒髪男子を描き分けられる自信がないんだよね……」
とまと「よし、穂歌ソラくんでいこうか!^^(決定)

 そんなことが決定するも、今回は基礎リズムも基礎音源もなかったので、データも曲も作るのがしんどくなり、一度作業が停止。



◆11/1〜11/3 脱線期間←
 現実逃避にとまとさんのオリジナル曲、言ノ華のイラスト&動画制作に着手をはじめおった(笑)
 こちらは一枚絵だったせいもあり、異様にすんなり完成。
 このころは文化祭やらでぇとやらカムパニルヤのustファイル配布やらでなにかと忙しかった。



◆11/7 作業再開
 とまとさんから一番のメインパート調声が届く。
 ソラくんがイケボすぎてネネさんがかわいすぎて一人でにやにやが止まらない←
 ここでやっと落ち込みかけていたモチベーションが回復してまいりました。
 やはり私にとってとまとさんの調声は最高の宝物です!



◆11/9 メロディ・歌詞の完成
 やっとこさメロディとハモり、歌詞の全体像が完成しました。
 とりあえず思ってた以上に複雑な曲って作りづらいなぁ、という新事実を痛感。



◆11/10 伴奏の作成
 そして思ってた以上に鍵盤がたりないなぁ、という今までにない問題まで浮上してきやがる。
 →しゃーない、別パートを作って二回に分けて録音して、それを後で重ねて頂こう。
 しかしいざ作ってみた演奏を録音してみたら、リズムの音割れがひどくてリテイクの連続やねん。
 調整に調整を重ねてたら、ついうっかり学校に行くのを忘れていた(笑)←しかもこれ翌日に気がついた
 でも、おかげでやっと曲の伴奏ができたもようです。
 期間は10/24〜11/10という、約17日間にもおよぶ長丁場でした。
 ちなみに前回の『Wing notes』の作曲期間はたったの2日間。『揺蘭歌』でさえも3日間。
 ……うそみたいだぜ(笑)



◆11/14 PV動画構成(絵コンテ)の作成
 さて、お次はPV制作の時間である。
 まずはノートに全体の構成を絵コンテ形式でまとめてみた。
 直後にすぐなくしたけど、まぁだいたい覚えてたからよし←
 このころから汐日家のグランドピアノから激しいラップ音が鳴り始める(!?)
 さらに、汐日に続いてとまとさんまでこけしヘアーになる(笑)
 これはあれですか、こけしの呪いですかそうですか……。



◆11/16 衣装デザインの決定



 白鴉さんから衣装のデザイン画が届いた!
 半袖のフリフリが可愛いよはすはす!



◆11/18 イラスト線画作成



 ってなわけで、まずは線画にとりかかるよざくざく。
 原作小説の主人公が小学生なので、とりあえず何かしらの幼さが出るように、瞳の大きさと輪郭の丸みを以前と変えてみました。
 あと、ペン入れに今までの比じゃないくらい時間をかけてみた。
 ペンの入りは濃くなぞり、抜きの部分は見えなくなるほど薄く整えます。



◆11/21 イラスト着色開始



 今回の曲は今までとは違った雰囲気で塗りたいよNE!
 しかし、私には一度水彩塗りをやろうとして失敗したという前科がある(※『空色紙ヒコーキ』のPVは一度完全にボツったことがあります)
 でも、こればっかりはなんとかするしかないよ!
 そこで、まずは乗算レイヤーをクリッピングして、下塗りの上に紫色だの緑だの黄色だの、とにかくやたらと色を重ねまくりました。
 で、その後二色のマーカーで細かい髪の線を描きいれる戦法に出てみた。



◆11/22 イラスト背景合成・加工



 そしたら、なんか知らないけどそれらしいものができたっぽい(奇跡的に)



◆11/27〜29 動画作成
 イラストを追加しながら、同時にPVも並行して作成。
 この期間内は、いっぺんに三枚の線画を別窓で開いて、色合いのバランスを見ながら同時に塗るなど、鬼のような速度でイラストを量産していました。



◆11/30 PV動画完成
 そんなこんなでPV も完成!
 PVの制作はイラストの制作から換算すると、11/14〜11/30という期間になり、こちらも結局16日間かかったことになりました。



◆12/18 調声再開
 とまとさんによる最終調声とチェックがはじまる。
 ちなみにこの期間の間メンバーたちは何をしていたかというと、白鴉&とまとは卒業研究、汐日はこの公式サイトをせっせと作ってました。



◆12/21 完成
 ってなわけで、投稿直前にやっとこさ完成(笑)
 10/27〜12/21というたいへんな長丁場でした。お疲れ様でした! ><




 

 

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